来客があった時にお知らせをしてくれるインターホン。顔が見えるドアホンが主流になっていますね。訪問販売の対応や防犯対策にも役立つアイテムです。
主にパナソニックやアイホンが販売していますが、機能や種類も多くてどのように選んでいいのか迷ってしまいませんか?
この記事では、家電アドバイザーが選ぶ「おすすめドアホン6選」パナソニックのドアホンをタイプ別に紹介します。
種類や工事費も参考に、自分に合ったドアホンを見つけて下さいね。
ドアホンの選び方
ドアホンを選ぶときは、最初に3つのポイントを確認しましょう。
①ドアホンの接続方法を決める【有線・無線】
ドアホンの通信には、2種類の接続方法があります。
有線接続
一般住宅のほとんどが、親機(室内用のモニター)と玄関子機(玄関先に取り付けるカメラ)が配線で接続されている有線接続の「チャイム、インターホン、ドアホン」が採用されています。
「古くなったので取り替えたい、インターホンが故障したので交換したい」など一般的な理由で交換する際は、有線接続のドアホンを選ぶと良いでしょう。
無線(ワイヤレス)接続
ワイヤレスドアホンは親機(室内用のモニター)と玄関子機(玄関先に取り付けるカメラ)がワイヤレス接続なので、配線が不要で使用することができます。
「配線トラブルで鳴らない、設置場所を移動したい、賃貸だけど取付けたい」などの場合は、ワイヤレスドアホンを選ぶことで手軽に設置できます。
ワイレスドアホンは「自分で取付けできる、設置が簡単」などのメリットがありますが「電池交換が必要」などのデメリットもあります。
詳しくは、知らないと失敗するかも。ワイヤレスドアホンのメリットとデメリットは?で解説しています。
②モニター子機の有無
ドアホンには、モニター子機「非対応・対応・付属」のモデルがあります。
モニター子機があることで、場所を選ばず来客応対ができるようになります。
親機とワイヤレス接続されているため、100m圏内であれば移動が可能です。
例えば、2階にいるとチャイムの音が聞こえない。離れた位置から固定されたモニターまで移動が大変。など、モニター子機があることで解決できます。
モニター子機が必要な場合は、対応モデルを選ぶ必要があります。
③画面のサイズ
ドアホンには4つの画面サイズがあります。
4つの画面サイズ
- ワイドサイズ 7型
- ワイドサイズ 5型
- 普及サイズ 3.5型
- 小さめサイズ 2.7型
ワイドタイプの7型や5型は、画面サイズが大きいので来客者の顔もハッキリわかります。戸建て、マンションの入居時の設置してあるドアホンは3.5型が多く採用されています。
価格を抑えたモデル、ワイヤレスタイプの一部機種が2.7型の画面サイズです。2.7型だと少し画面は小さく感じてしまいますが、来客者の顔は判別できるレベルです。
有線接続のドアホンを選ぶときは、3.5型以上の画面サイズがおすすめです。
ドアホンのおすすめ機能
ドアホンを購入するなら「広角レンズ」搭載モデルがおすすめです。
録画機能
パナソニックのドアホンは、全機種に録画機能が搭載されています。
上位モデルは動画、中位モデルは8枚連続録画、下位モデル画像録画に対応しています。
一部モデルはSDカード対応しており、動画での録画が可能です。
広角レンズ
ドアホンには、カメラに映らない死角ができてしまいます。
通常のドアホンは、画角が左右約70~100度。カメラに映りたくない不審者などは死角から呼鈴を押すことができます。
広角レンズ搭載のモデルでは、画角が左右170度あるので死角が少なく、広い範囲を映し出すことができて安心です。
システムアップ
ドアホンは、さまざまなシステムアップが可能です。特に上位モデルは連携できる機器が多いです。
- 外から来客対応
- 開閉センサー/ドアセンサー
- センサーカメラ/ワイレスカメラ
- 火災警報器
- 電気錠
- FAX電話機 など
ドアホンを中心とした、防犯関係のシステムアップを考えている人は「対応したモデル」を選びましょう。
工事費用は?
ドアホン工事は、交換する機器や状況で工事費用が違います。工事前には「電源の有無や設置位置」などの確認が必要です。
例えば、室内の機器は天井近くの高い位置に設置されている。電源は電池式。
このようなチャイムをドアホンに取替えたい場合は、モニター親機の設置位置を目線の高さにするため「インターホン線の移設工事や電源工事が必要になり」通常の交換よりも工事費用が高くなります。
同じ機器への交換
交換が「チャイムからチャイム」「インターホンからインターホン」「ドアホンからドアホン」など、同じ機器への取替えになると、取付に必要な環境が整っているので工事が簡単に済むことが多く、工事費用も安く抑えることができます。
費用の目安として
出張費3000円~+工事費5000円~ 合計8000円~15000円程度が平均金額です。
違う機器への交換
交換が「チャイムからドアホン」「インターホンからドアホン」など、別の機器への取替えになると、取付に必要な環境が変わってくるので配線工事が必要になることが多く、工事費用が高くなることがあります。
費用の目安として
出張費3000円~+工事費5000円~ 配線工事7000円~ 合計15000円~50000円以上掛かる事もあって金額の幅が広く、状況によって変わってきます。ただそこまで高額になることは稀で~30000円以内で収まることがほとんどです。
ただし「インターホンからドアホンへの交換」で「使用中のインターホンが電源式」だと同じ機器への取替え費用で済む事が多いです。
本体はネットで購入したけど「工事が必要だった…。自分で取付けできなかった…」本体はネットで安く購入したいけど…。工事をどこに頼んでいいのかわからない。
設置だけ依頼したい場合は家電の取付設置に「おすすめの業者2選」を参考にして下さい。
ドアホン(有線)おすすめ3選!
1位 テレビドアホン VL-SZ35KF
画面は3.5型「縦52㎜×横70㎜」の通常サイズ。広角レンズを搭載しているので、左右の画角170度とほぼ死角が無く確認できて安心。LEDライト(照明ランプ)が付いているので夜でもカラーで確認ができます。
加えて、安心応答機能が搭載。ワンタッチ操作でドアホンが音声で名前と要件を確認してくれるので、知らない来訪者のときも安心です。
ドアホンの中でも価格は控えめ、購入しやすいのも人気の理由です。
必要な機能が搭載されていて「コスパも良いドアホン」を探している人におすすめです。
2位 テレビドアホン VL-SZ50KF
画面が5型「縦65㎜×横108㎜」ワイドサイズ。基本機能は、VL-SZ35KFと同じで「広角レンズ・LEDライト・録画機能」が搭載されています。
VL-SZ35KFよりも画面サイズが大きく、来訪者の顔もハッキリ確認できて安心です。
同じ機能で「VL-SZ50KF」と「VL-SZ50KP」の2種類ありVL-SZ50KPにすると、価格は上がりますがカメラ玄関子機のデザインを高級感のあるアルミサーキュライン仕上げにできます。
必要な機能が搭載された「大きな画面で顔が見やすい」ドアホンを探している人におすすめの機種です。
3位 どこでもドアホン VL-SWZ300KF
画面は3.5型「縦52㎜×横70㎜」の通常サイズ。基本機能は、VL-SZ35KFと同じで「広角レンズ・LEDライト・録画機能」が搭載されています。
モニター子機付きで、子機は見通し距離100mまで移動が可能。家じゅうどこでも使用することができます。
知らない来訪者のときも安心な「あんしん応答機能」も搭載。加えて「開閉ドアセンサーや宅配ボックス」などの連携も可能です。
離れている場所だとチャイム音が聞こえにくい。固定モニターの所まで行くのが大変。など必要な機能に加えて「モニター子機が必要な人」におすすめの機種です。
こだわるならコレ!①外でもドアホン「VL- SWZ700KS/KF」
画面7型「縦86㎜×横154㎜」のワイドサイズ。ドアホンで一番大きい画面で映像がとにかくキレイ!加えてすべての機能が搭載されています。
インターネット環境があれば、専用のアプリをインストールすることでスマホと繋げて外から来客対応もできます。加えてモニター子機付きで、見通し距離100mまで移動が可能です。
その他様々なシステムアップが可能なので、ワイヤレスカメラと連動させたりなどの使い方も可能です。
デザインで変更可能な着せ替えデザインパネルがあるので「機能もデザインもこだわりたい人」にはコレです。
こだわるならコレ!②外でもドアホン「VL- SWD505KS/KF」
画面が5型「縦65㎜×横108㎜」のワイドサイズ。ワイドな画面で顔が見やすく、VL- SWE750KS/KFと基本機能は同じで、必要な機能と様々なシステムアップに対応しています。
VL- SWZ700KS/KFとの大きな違いは、画面サイズの違いやあんしん応答機能を搭載してない点などがあり、その分価格も控えめです。
他のドアホンには搭載されていない、この機種のみの機能で「外出先のスマホとビデオ通話」が可能です。例えば、子供さんの帰宅を確認する際など便利に使えそうです。
「画面の大きさ、機能面が充実している」ドアホンを探している人におすすめです。
広角レンズ搭載がおすすめ。死角が少なく、勧誘や防犯対策になります。
ワイヤレス(無線)ドアホンおすすめ3選!
1位 ワイヤレステレビドアホン VS-SGZ20L
画面は2.7型「縦40.5㎜×横54㎜」の小さめサイズ。LEDライトで夜でもカラー、録画機能(SDカードは非対応)を搭載しています。
モニター親機が充電台に乗せて置くだけで設置可能なので、家じゅうどこでも移動できます。
専用の充電地が付属しているので、使わない時は充電台に乗せて置いて来訪者があった時に充電台から取り外して使います。イメージとして電話機の子機と同じような感じです。
玄関子機は電池式で単三電池6本使用で「通常モードで約半年、電池セーブモードで約一年」使用が可能です。
画面は小さめですが、玄関子機はどこでも設置が可能で「モニター親機も移動できる」ので設置場所を選ばず便利です。
2位 ワイヤレステレビドアホン VL-SGZ30
画面は3.5型「縦52㎜×横70㎜」の通常サイズ。LEDライトで夜でもカラー、録画機能(SDカードは非対応)を搭載しています。
モニター親機は有線ドアホンと同じデザインで基本的には壁に固定して使用します。電源コードが付いているので近くにコンセントがあれば自分で設置することも可能です。
電源コードを取り外すことで電源を直結することもできます。(電源を直結する場合は電気工事士の資格が必要になるので有資格者が行って下さい)
玄関子機は電池式で単三電池6本使用で「通常モードで約半年、電池セーブモードで約一年」使用が可能です。
画面サイズも3.5型の通常サイズで確認しやすく、有線のドアホンと見た目も変わらず使用ができます。
玄関子機はどこでも設置が可能で「モニター親機は固定が必要」です。コンセント近くであれば、自分で設置することが可能なのも嬉しいです。
3位 モニター付きドアカメラ VS-HC400-W
画面は2.7型「縦40.5㎜×横54㎜」の小さめサイズ。録画機能(SDカードは非対応)搭載です。
他のドアホンとは違って、現在付いているチャイムと並行して使用します。ドアカメラをドア部分に引っ掛けるだけで取付けは完了です。(ドアカメラは単三電池電池4本必要)
呼び出し音に反応して自動表示、録画をするので他のドアホンと同じように使用ができます。
賃貸だけどドアホンにしたい場合など、手軽に設置が可能です。
ワイヤレスドアホンは設置が簡単で移動もできるのですごく便利です。
ただし、定期的な電池交換が必要になることを考慮して選びましょう。
便利に使える ホームユニット KX-HJB1000₋W
ホームユニットがセットになっている機種もあります。ホームユニットと接続することで、スマホで来客対応できたり、カメラやセンサーと連携も可能です。
使用するには、「インターネット環境、ルーター、専用アプリ」が必要になります。
まとめ
ドアホンに必要な機能は何なのか?を考えて製品を決めましょう。
使いこなせれば便利な機能も、使わなければ購入価格が高いだけです。ドアホンは設置することで犯対策にもなります。ドアホン導入で防犯性を高めて、安心安全、快適に過ごしましょう。
ドアホンは繋がる機能が進化しています。専用の防犯カメラと連動してモニターとして使えたり、ドアセンサーや電話機との連動など、様々なシステムアップが可能です。後々使いたいと考えている人は対応機種を選んで下さいね。
ドアホンの売れ筋をチェック
おすすめの防犯カメラや選び方は【家庭用に人気】防犯カメラおすすめ10選!カメラの種類や選び方からワイヤレスカメラの注意点を解説で紹介しています。
本体はネットで購入したけど、工事が必要だった…。本体はネットで安く購入したいけど…。
工事をどこに頼んでいいのかわからない。設置だけ依頼したい場合は、家電の取付設置「おすすめの業者2選」を参考にしてみて下さい。
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