ある日突然エアコンから大量の水が漏れてきた…。こんな経験ないですか?
エアコンの水漏れは意外と多いトラブルなんです。特に、夏場使っていたら室内機から水漏れしてきて困っている人は参考にして下さい。
この記事では「エアコンから水漏れした時の確認方法と自分で可能な対処方法」を紹介します。
- エアコンから水が出る原因
- 夏場に室内機から水漏れする原因と解決方法
- ドレンホースが詰まった際の対処方法
エアコンから発生した水の排水は、夏と冬で違う
エアコンから発生する水は「夏場の冷房時と冬場の暖房時」では排出場所が異なります。
夏場の冷房時には、室内の空気が冷やされることで熱交換器に結露が発生します。通常、発生した水はドレンホースを通って外に排出されます。
一方、冬場には室外機の熱交換器に霜が発生し、霜を溶かす際に水が発生します。発生した水は、室外機の下に設けてある排出口から排水されます。
冬場の場合、室内側から水漏れすることはありません。室外機の下が濡れる程度なので、問題ありません。
しかし、夏場の冷房時にエアコンを使用する際は、室内側に水漏れする可能性があるので注意が必要です。
夏場に室内機から水漏れする3つの原因と解決方法
水漏れの原因は次の3つが考えられます。
ドレンホースのトラブル
ドレンホースが異物や汚れなどで詰まったり、外部要因によって排水が妨げられる状態になっている場合です。
よくある事例
- ドレンホースが土や汚れで詰まっている
- ドレンホースに虫が入り込んで詰まってしまった
- ドレンホースが水没している
- ドレンホースが潰れている
- ドレンホースが逆勾配になっている
など。ほとんどの場合、この問題が水漏れの原因です。
解決方法
ドレンホース内のつまりを除去し、再発防止の対策をします。ドレンホースの長さを調整や固定をする。虫が原因の場合、防虫キャップなどを取付けます。
室内機の汚れやドレンパンの詰まり
室内機に汚れが蓄積していたり、ドレンパンが詰まっていると、正常な排水ができなくなります。
解決方法
エアコンクリーニングなどで室内機の汚れを取り除きます。
エアコンクリーニングについてはおすすめのエアコンクリーニング業者厳選7社を比較!口コミ・評判から選び方まで徹底解説を参考にして下さい。
故障や設置環境
室内機の不具合や故障、部品の破損、設置環境などが影響を与えて水漏れに繋がっている場合です。
例えば、本体の不具合で予定外の場所へ水がつたっていき水漏れするなど。
解決方法
自分ではどうすることもできません。
専門家による修理や対策が必要になります。購入店やメーカーへ相談しましょう。
ドレンホースが原因で水漏れする際の対処方法
水漏れが発生した際に、最初に確認する場所はドレンホースです。ドレンホースの置かれている状態や状況の確認しましょう。
問題点 | 確認ポイント | 解決策 | よくある事例 |
---|---|---|---|
ドレンホース内部の詰まり | ホースの中に汚れや土など詰まっていなか?虫が入り込んでいないか? | ホース内を掃除する/ホースを交換する | ホース接地面の土が入り込み蓋をしている/蓄積した汚れが詰まる/虫が入り込んでいる |
ドレンホースの潰れ | ホースが潰れていないか?潰れて蓋をした状態になっていないか? | 潰れた部分をカットする/新しいホースに交換する | 踏んでしまって潰れている/ホースの上に物が乗り潰れている |
ドレンホースの水没 | ホースが水没していないか? | 水から引き上げて排水できる位置に再設置する | バケツなどにホースからの排水が溜まるように設置してあり水没している |
ドレンホースの勾配 | ホースが排水の流れに逆らって上を向いていないか?勾配は取れているか? | 勾配が取れるように手直しする | 屋外のドレンホースが上を向いている/ホースが長すぎるのでまとめている |
防虫対策 | ホースの末端に防虫対策でキャップやネットなどを取り付けていないか? | 定期的に防虫キャップやネットを確認し、汚れが溜まっていれば清掃する | 防虫キャップやネットに汚れが溜まり排水を妨げている |
確認後、詰まりが怪しい場合はドレンホースクリーナーを使って詰まりを取り除きます。
ドレンホースクリーナーを使って、詰まりを取り除く方法
ドレンホースの詰まりには「ドレンホースクリーナー」を使うことで簡単に取り除くことができます。
使い方は簡単で、ドレンクホースリーナーを押し込んだ状態でドレンホースに差込み、勢いよく引きます。詰まりがある場合は負荷が掛かります。
一度ホースから外して、吸引した水を出します。この作業を、詰まりが無くなるまで繰り返します。
①押し込んだ状態のドレンクリーナーをドレンホースに差し込みます。
②差し込んだドレンクリーナーを勢いよく引きます(詰まっている場合は負荷が掛かります)
③ドレンクリーナーをドレンホースから抜きます。
④ドレンクリーナーを押し込み、取り除いた汚れを排出します。
上記の作業を繰り返します。
作業を繰り返し詰まりが除去されると、ドレンホースから溜まっていた水が排出されます。
作業後、付着していた水分漏れてくるため、エアコンを運転させ数時間~程度様子を見ましょう。ドレンホースから排水が確認できれば作業完了です。
まとめ
水漏れの場合、高い確率でドレンホースのトラブルが考えられます。自分でも可能な、簡単な作業なので試してみて下さい。
それでも改善しない場合は、エアコンの故障や汚れが原因かもしれません。目に見えて汚れている場合は、エアコンクリーニングを検討して見ましょう。
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