エアコンの電源が入らない、リモコンの電池は交換したけど動かない…。多くの人が一度は経験があるのではないでしょうか。
このような時に、リモコンを交換すればいいの?エアコンの修理が必要?など判断に困ったことはないですか?
この記事では、簡単にできる「エアコンの電源が入らない時に、本体とリモコンどちらが原因なのかを確認する方法とリモコンの直し方」を紹介します。
エアコン本体の故障確認方法
エアコンの電源が入らない原因は、大きく分けて「エアコン本体のトラブルや故障・リモコンのトラブルや故障」の2つがあります。
ブレーカが落ちてない事を確認して、エアコン本体に付いている応急ボタンで動作テストします。
動作しない場合は、一度コンセントを抜き3分~程度時間を置いて再度差し込みます。
それでも動作しない場合は、本体故障の可能性が高いです。動作する場合は、本体ではなくリモコン故障の可能性が高くなります。
リモコン故障の確認方法
リモコンの状態を判断するには、赤外線が出ているか確認する必要があります。
赤外線が出ているかは目で見てもわからないので、携帯電話のカメラ機能を使います。
カメラ通すとで赤外線が目で見ることが可能になるので、リモコンの運転入のボタンを押した時に赤外線が出ているか確認しましょう。
運転ボタン以外も反応が悪いボタンの確認にも役立ちます。
赤外線が確認できない場合は、電池切れやリモコンの故障が考えられます。まずは電池を交換してみましょう。交換しても直らない場合は、リモコンの故障になります。
リモコンに問題がない場合は、本体の故障の可能性が高いです。
リモコン故障の対処法「電池の液漏れが原因」
電池を入れる部分に液漏れはしていませんか?長く放置していると電池が液漏れを起こしていることがあります。
電解液である水酸化カリウムは毒性が強いため、手袋などを使用して直接皮膚につかない様にしましょう。
ティッシュや布で拭きとり、綿棒や紙ペーパーなどを使って汚れを取り除きます。
水を使うと電解液が分解されるので、湿った布も使って汚れを落とし乾いた布で拭き上げましょう。
リモコン故障の対処法「リモコン接点の汚れを分解掃除」
特定のボタンだけ赤外線が確認できない場合など、リモコンボタン部分の接点の汚れが原因の場合もあります。簡単な分解と掃除で直ることもあるので、試してみて下さい。
分解手順
①確認できるネジを全部外す。
②カバーを外す。ツメになっているので、バターナイフなどを使ってこねる様にすると外れやすい。
③中の基盤を固定している、ネジを外す。
④ひっくり返し、残りのカバーを外す。
⑤リモコン基盤、ボタンとの接点部分を掃除する。【無水のアルコールやパーツ用クリナーを使用】
掃除ができたらし逆手順で組み立てて完了です。完了後はカメラを使って赤外線のチェックをして下さい。
掃除後も直らないのであれば、リモコンの買い替えが必要です。
本体やリモコンの型番で検索をして純正品を取り寄せるか、共通で使用可能なマルチリモコンを購入する必要があります。
メーカーや年式で異なりますが価格は、純正品がマルチリモコンに比べて高い傾向にあります。
純正リモコンは購入後の設定は不要ですべての機能を使うことができますが、マルチリモコンはエアコンとのペアリング設定が必要ですべての機能は使えません、基本的な機能や操作は問題なく使用可能です。
本体の故障と修理費用
リモコンに問題がなく電源が入らない時は、エアコン本体の故障なのかを確認する方法として、室内機の応急運転のスイッチで作動するか試してみましょう。
リモコンには問題がなく応急運転スイッチを押してエアコンが作動する場合は、室内機の受信関係の部品や制御基板の故障など。作動しない場合は室内機、室外機の制御基板の故障などの原因が考えられます。
どちらにしても「本体の故障で部品の交換」が必要になってきます。
コンセントの抜き差しで復帰することもあるので試してみてください(一時的な復帰の場合が多いです)
「受信部分の修理で10,000円~ 制御基板の修理で20,000円~」の費用が必要になることが多い様です。
修理の際は購入後、1年〜5年の場合は保証が残っていることもあるので購入店に確認しましょう。5〜7年であれば、修理見積もりを取って判断しましょう。
8年以上経過しているのであれば、修理後も全体的に不具合がでてくる年数なので買い替えを検討したほうがいいかもしれません。
エアコンについては【2023年】パナソニックのエアコンおすすめ3選!シリーズ特徴と選び方を紹介を参考にして下さい。
まとめ
エアコン電源が入らない原因は大きく分けて2つ、リモコンか本体。どちらに問題があるのか調べます。
リモコンに問題がある場合は、リモコンの掃除で直ることもあるので手順を参考に試してみて下さい。ダメな場合はリモコンの買い替えが必要です。使う機能を考慮して純正リモコンかマルチリモコンか決めましょう。
エアコン本体に問題がある場合は、使用年数を考慮して買い替えるのか、修理をするのかを判断します。
最近は購入時に保証期間を選べたり、長く設定している販売店も多く、5年以内であれば保証が残っていることも考えられるので購入店に確認しましょう。
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