エアコンクリーニングをしたい。
でもなんで業者が違うだけで、こんなに料金が違うの?
同じエアコンでも、料金が10,000円以上も違う業者もあるので迷いますよね。
この記事では「エアコンクリーニング業者で、料金が全く違う理由」について解説します。
■同じエアコンなのに、クリーニング業者で料金が全く違う理由は?
エアコンクリーニングは、ほぼ人件費です。
大きな理由は「分解・洗浄など」どれだけ手間や時間をかけてクリーニングするのかの違いです。
- 格安業者5,000円➡ざっとした作業・スピード重視
- 適正価格業者1〜15,000円➡丁寧な作業・汚れ落ち重視
違いを理解した上で、クリーニング業者を選びましょう。
エアコンクリーニング料金は、作業内容で全く違う!
エアコンクリーニング料金は、作業内容で全く違ってきます。
正直な話、エアコンクリーニング料金の「ほとんどは人件費」です。
洗浄をするための「機材と洗浄液」があればエアコンクリーニングはできます。
機材購入などの初期費用は必要になりますが、その後消耗するのは「洗浄液と養生シート」くらいなので料金の「ほとんどが人件費」なんです。
なのに業者によって、料金の違いが10,000円以上違うこともあります。
その違いの多くは「作業内容、手間をかけてクリーニングするか」どうかなんです。
料金が10,000円以上も違うのには理由がある。作業内容の違って?
ご存じのように、エアコンクリーニングは「お掃除機能なし・お掃除機能あり」2種類で料金が違います。
お掃除機能あり場合、分解が複雑になるため手間が掛かりその分料金も高くなります。この料金設定はどこのクリーニング業者でも共通しています。この料金の違いは仕方ありません。
クリーニング料金の相場
料金相場 | |
壁掛けタイプお掃除機能なし | 10,000~14,000円 |
壁掛けタイプお掃除機能あり | 18,000~24,000円 |
天井埋め込み型 | 20,000~35,000円 |
防カビ・抗菌スプレー | 1,500~3,300円 |
室外機 | 3,000~6,000円 |
お伝えしたいのは、掃除機能の有無での違いではなく「同じエアコンなのに依頼する業者によって大きく料金が違う理由」です。
例えば、くらしのマーケットでは「最安4,500円」で作業をしてくれる業者もあります。
一方、ダスキンでは「14,300円」と料金が10,000円程度違ってきます。
さらに、メーカー(パナソニックの場合)に依頼してクリーニングした場合は「24,200円」です。
同じエアコンのクリーニングでも料金が全く違うのは作業内容に違いがあるからです。
- どこまで分解するのか
- 洗浄からすすぎまで丁寧にするか
- 駐車代・防カビ剤は、どちらが負担するか
エアコンクリーニングは、手間をかけてクリーニングをすればその分汚れが落ちます。ただし、時間も掛かるため料金も相場程度は貰わなければ割に合いません。
反対に手を抜いてクリーニングをすれば、内部に汚れは残りますが表面上はキレイに見え、時間も早く済むため安くすることができます。
エアコンクリーニングは、ほとんどが人件費なので業者は「作業内容で料金を調整する」ことができます。
どこまで分解するのか
お掃除機能付きエアコンを例にして紹介します。
基本的に、お掃除機能付きエアコンをクリーニングするためには「お掃除機能部品を取り外す必要」があります。
なかには、部品を取り外さずにクリーニングを行う業者もいるようです。故障のリスクがあるため、そのような業者には注意しましょう。
お掃除機能付きタイプ【作業目安2~3時間】
「ドレンパン・送風ファンを外さない」エアコンクリーニングです。
エアコンクリーニングの多くが、ドレンパン・送風ファンを外さない方法で行います。
お掃除機能が付くことで、お掃除部品の取外し作業が発生します。
部品の取外しには、一定の知識と経験がないとできません。お掃除機能なしと比べて手間も掛かるため作業時間も長くなり、料金も高くなります。
完全分解クリーニング【作業目安2.5~3.5時間】
「ドレンパン・送風ファンを外した」状態まで、完全分解して行うクリーニングです。
洗浄の妨げになっていた部品を取り外すことで、隅々まで汚れを落とすことができます。さらに取り外した部品ごとに洗浄が可能なので、確実にきれいになります。
完全分解でクリーニング行う方法は、分解の工程が複雑になるため時間が掛かります。安い料金で行う業者はいません。
完全分解でエアコンクリーニングをしたい人にはおそうじ本舗の完全分解洗浄がおすすめです
「エアコンクリーニングが30分で終わった」と口コミなどで見かけますが、通常はノーマルなエアコンでも1時間~1時間30分ほどかかるのが一般的です。
洗浄からすすぎまで丁寧にするのか
洗浄からすすぎまでの作業はとても重要です。
洗浄剤を浸透させブラシや高圧洗浄を使って汚れを取り除きます。
洗浄作業が不十分であれば洗浄剤や汚れが残ってしまい、ニオイやカビ繁殖の原因になりかねません。
この作業も、業者次第なので「丁寧にするのか・ざっとするのか」で汚れの落ち方が全く違います。
駐車代・防カビ剤はどちらが負担するか
クリーニング業者を比較する際に、見落としがちなのが「駐車代・防カビ剤」の負担です。
駐車代の負担は、業者で違います。
自宅に駐車スペースがあれば問題ないのですが、無い場合は駐車代が発生してしまいます。
「無料・負担あり・1,000~2,000円など」業者で違うので、駐車代金の負担はどちらなのかを確認しておきましょう。
また、クリーニング後のカビ抑制をする防カビ剤の散布は「無料・有料」と業者で違います。
例えば「防カビ剤はオプション+3,000円必要」なところもあれば、防カビ剤は「基本無料。効果の長い防カビ剤はオプションで+3,000円」など。
防カビ剤もしたいと思っている人は、事前に確認しておきましょう。
高い(相場料金)業者の特徴
適正な料金で、エアコンクリーニングを行っている業者に多い特徴です。
- きちんと分解して作業をする
- 洗浄~すすぎまで丁寧な作業
- 駐車代・防カビ剤が基本費用に含まれていることも
- 万が一、故障した際の対応もスムーズ
一般的な業者は、必要な分解を(部品の取外し)を行ってエアコン洗浄の作業に入ります。
洗浄~すすぎまで、内部の汚れやカビを残さないように時間をかけて作業します。
業者によっては、駐車代や防カビ剤が基本サービスに含まれていることもあります。
損害保険に加入しており、万が一故障した際の対応もスムーズなので安心です。
格安(相場より極端に安い)業者の特徴
格安料金で、エアコンクリーニングを行っている業者に多い特徴です。
- 分解したりしなかったりで作業する
- 洗浄~すすぎまでざっとした作業
- 駐車代・防カビ剤は基本別料金
- 万が一、故障した際の対応が心配
洗浄前に必要な分解作業を、早く終わらせるために省略することもあります。
洗浄~すすぎまで、内部の汚れやカビは多少残ってもスピード重視です。
駐車代や防カビ剤が別料金になっている業者が多いです。
損害保険に加入していない場合もあり、万が一故障した際の対応が心配です。
注意するのは高くて雑な業者
料金の違いについてご紹介してきましたが、悩ましいことに必ずしも「高いから丁寧・安いから雑」ってことでもありません。
特に注意が必要なのは、高くて雑な業者です。
実体験の一例をご紹介します。
K様邸 お掃除機能付きのエアコンクリーニング
一人暮らしのご年配女性の方からエアコンクリーニングの相談がありました。
エアコンを確認すると「とてもキレイな状態」だったので、今は必要ないことを伝えすると安心されていました。
後日連絡がありエアコンクリーニングをしたとの報告が…。
詳しく話を聞くと「別の要件で訪問した業者からエアコンクリーニングを勧められて断れなかった」と言われていました。
その業者が、お掃除機能付きのエアコンのクリーニングに掛かった時間は約30分程度。
料金は、24,000円お支払いされたそうです。
しかし、その後に故障が判明。
業者に連絡すると確認に来ると言ったっきり…。音沙汰なしだそうです。
これは、完全にぼったくりです。
しっかりと料金を貰っているのに、適当な作業をしている業者です。
30分で作業が終わるはずがありません。
さらに故障させてしまうトラブルのおまけ付きです。
他にも、同じような事例はよくあります。
こんな失敗をしないようにするには、結局信頼できる業者に頼むしかありません。
でもそんな業者なかなか居ないですよね。
そんな人はエアコンクリーニング厳選7社を比較。口コミ・評判・業者の選び方まで紹介を参考にしてみて下さい。
まとめ
エアコンクリーニング料金の差について紹介しました。
エアコンクリーニングは、ほぼ人件費です。作業内容で料金を調整できます。
必ずしも「高ければ丁寧・安ければ雑」ってわけではありません。ですが、極端に安い料金の場合はそれなりの作業内容だと理解して依頼をしましょう。
エアコンクリーニングしたけど「全然臭いが変わらない。すぐにカビが生えてきた。水漏れした。故障した。」なんてことにならないように、信頼できる業者に依頼するのことをおすすめします。
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