最近は物騒なニュースが増え、近所でも空き巣に入られた…。なんて声を耳にすることも増えてきました。
家の安全を守るため、防犯カメラの設置を考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、どこに取り付けるのが最適なのか、どんな注意点があるのかを知らないと、効果的な防犯には繋がりません。
この記事では、家庭用防犯カメラの「最適な設置場所と、設置時の注意点」について詳しく解説します。
おすすめの防犯カメラは【家庭用に人気】防犯カメラおすすめ10選!カメラの種類や選び方からワイヤレスカメラの注意点を解説で紹介しています。
防犯カメラに最適の設置場所とは?
防犯カメラは、生活の安全を守る必須のツールです。ただし、カメラを単に取り付けるだけでは、効果が半減することがあります。
カメラの位置が不適切な場合、監視範囲が不十分となったり、不審者が避けることが容易になるためです。
例として、家の玄関にカメラを取り付けたけれど、見えない角度や隠れるスポットがあったため、不審者の顔を確認できないケースが考えられます。この問題を防ぐため、カメラの配置は慎重に検討する必要があります。
基本的な設置場所として、人通りの多い出入り口付近や外からの侵入がしやすい窓やバルコニー、また貴重品の保管場所や、ガレージ、庭などに設置すると効果的です。
また、視界を妨げるものがない場所、強い照明や逆行の影響を受けづらいスポット、そして風雨の影響が少ないポイントを選ぶことが大切です。
屋内での最適な設置場所
屋内における防犯カメラの設置は、家の構造や間取りによって最適な場所が異なりますが、基本的な設置ポイントを紹介します。
- 玄関ドア付近
- リビング
- 窓付近
- 階段や廊下
- 子供部屋や寝室の入口
加えて、貴重品を保管する場所。
玄関や廊下の出入口は、不審者が侵入する際のメインルートとなるため、こちらにカメラを設置することをおすすめします。
また、窓際やバルコニーに面した部屋も、外からの侵入を検知するポイントとして有効です。
屋内設置の考え方としては、外から侵入しやすい入り口や動線を監視するようなイメージです。また、価値のある貴重品や重要な書類を保管している部屋もカバーすることで、万一の場合にも被害を最小限に抑えることができます。
玄関ドア付近
玄関ドアは家への主要な入口であり、家族、友人、訪問者など、多くの人々が出入りする場所です。
カメラをここに設置すると、訪問者や潜在的な侵入者の顔や特徴、動きを明確に確認することができます。万が一の際にも、身元確認や事件時の証拠として非常に有効です。
リビング
リビングは家の中で最も頻繁に使用されるエリアであり、家族の日常の多くの活動が行われます。
不審者や侵入者が家に入った場合、リビングで何らかの行動を取る可能性が高いため、カメラによる監視は異常な動きや不審な人物の検知に役立ちます。
窓付近
窓は外部からの侵入ルートとして一般的です。特に、1階や簡単にアクセス可能な窓はリスクが高いでしょう。
カメラを窓辺に設置することで、窓を開けようとする不審者やガラスを割るような異常な動きをすぐに検知することができます。
階段や廊下
階段や廊下は家の中の移動路であり、各部屋への接続ポイントとなります。
侵入者が家の中で移動する場合、このような通路を通る可能性が高いため、カメラを設置することで、侵入者の動きを追跡しやすくなります。
子供部屋や寝室の入口
子供部屋や寝室は家族のプライベートな空間であり、夜間や休息時に使用される場所です。
これらの部屋の入口にカメラを設置することで、家族の安全を確保し、特に夜間に部屋の前で不審な動きや音がないかをリアルタイムで監視することができます。
ただし、プライベートな空間でもあるためプライバシーを尊重することが重要です。
屋外での最適な設置場所
屋外の防犯カメラ設置においては、家の外周をしっかりとカバーすることが重要です。
また、玄関やガレージ、庭などの出入り口や、人通りの多い場所に設置すると良いでしょう。
- 玄関/正面入口
- 裏口/勝手口
- ガレージや駐車スペース
- 窓際やバルコニー
- 敷地の隅やフェンス沿い
玄関や勝手口、家の四隅や車庫、庭などのアクセスポイントにカメラを取り付けることで、不審者の侵入経路や動きをしっかりと把握することができます。
また、防犯カメラの設置をアピールすることで、侵入対象になるリスクが下がり効果的です。
ただし、隣家や公道を映し込まないよう注意が必要です。隣家のプライバシーを尊重するだけでなく、法的トラブルを避けるための対策も必要となります。
玄関/正面入口
玄関や正面入口は、家に訪れる全ての人々が通る主要なポイントです。
屋外の玄関や入口付近に設置することで、訪問者や配達員、そして潜在的な不審者の顔を確実に確認することができます。
また、不審者に防犯カメラがあることを認識させることで、侵入されるリスクが下がり効果的です。
裏口/勝手口
裏口や勝手口は、正面入口ほど目立たないため、不審者が侵入を試みる場合のポイントとなります。
カメラを設置することで、これらの入口を監視し、不審な動きを早期に察知することが可能となります。
ガレージや駐車スペース
車両関連の犯罪や、不審者が物陰に隠れる可能性があるため、ガレージや駐車スペースの監視は重要です。
また、ガレージから家の内部へのアクセスが可能な場合、そのポイントも侵入のリスクとなり得ます。
窓際やバルコニー
1階や容易にアクセス可能な窓、バルコニーは、不審者が侵入する際のターゲットとなりやすいです。
特に、カーテンやブラインドが閉じていない場合、内部を覗かれるリスクも考慮する必要があります。
敷地の隅やフェンス沿い
敷地の外周やフェンス沿いは、不審者が敷地内への侵入を試みる際や、敷地を偵察する際の動線となる可能性があります。
これらのエリアを監視することで、敷地への不正な侵入を未然に防ぐことができます。
防犯カメラ取付け時のポイントと注意点
防犯カメラの取付けポイントと取付け時の注意点を紹介します。
防犯カメラ取付け時のポイント
- 設置場所の選定
- 電源との接続
- カメラの高さと角度
- 定期的なメンテナンス
設置場所の選定
防犯カメラの設置に際して、設置場所の選定は重要です。
主要な入口や窓、車庫など犯罪のリスクが高い場所をしっかりとカメラの視野に収めることで、安全性を高めることができます。
電源との接続
防犯カメラを設置する際の電源接続には注意が必要です。特に、電源コードは外部から見えないように配置することで、不正に電源を切られるリスクを低減できます。
また、カメラの電源接続部分は水や湿気から守るため、適切な防水対策が不可欠です。これにより、カメラの長寿命化や故障の予防に繋がります。
カメラの高さと角度
防犯カメラの設置する高さは、低すぎても高すぎても良くありません。
低い位置に設置すると、犯罪者によるカメラの破壊や盗難のリスクが高まります。そのため、手の届かない高さにカメラを設置しましょう。
また、高すぎる位置に設置すると、地上の詳しい様子が見えづらくなります。適切な高さ(約2.5m程度)に設置すること大切です。
カメラの角度や向きは、設置後も定期的にチェックが必要です。時々確認し、目的の範囲をしっかりカバーしているかを見直しましょう。
定期的なメンテナンス
防犯カメラの性能を維持し、鮮明な映像を確保するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
特にカメラのレンズやセンサーは汚れやほこりが付着しやすい部分ですので、こまめな清掃を行うことが必要です。
さらに、カメラのソフトウェアやファームウェアに関しても、アップデートが提供されることがあります。これらの更新を適時適用することで、カメラの機能が向上し、セキュリティも強化されます。
防犯カメラ取付け時の注意点
防犯カメラ取付け時には、近隣のプライバシーに注意する必要があります。
隣の家や公共の場所を映してしまうと、他人のプライバシーの侵害となりかねません。
特に、近所の住宅や通行人の様子を無意識に映してしまうリスクがあります。実際の映像を確認しながら、適切な角度や場所での設置を心掛けましょう。
設置後も環境の変化に合わせてカメラの方向や高さを変えるなどの調整を行い、無駄なトラブルを避けましょう。
DIYでも可能?防犯カメラの取付け方法
手軽に設置が可能な防犯カメラも増え、DIYで設置を考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、DIY取付けには注意点もあります。
こちらでは、一般的なDIYでの取付け方法の流れとプロに頼む場合のメリットを紹介します。
DIYで取付け可能なのか?プロに頼むべきなのか?判断の参考にして下さい。
DIYでの取付け方法
DIYで防犯カメラを取り付ける最大のメリットはコスト削減です。
専門業者に頼むよりも明らかに費用を抑えることができます。さらに、自分の好みやニーズに合わせて設置場所やカメラの種類を自由に選べる柔軟性があります。
一方、デメリットとしては、カメラの取り付けや設定に関する技術や知識がある程度必要になる点が挙げられます。
専門業者に頼む場合に比べて、自身で取り組むことで手間や時間が必要になります。また、プロの技術には及ばない可能性があるため、取り付けが完璧でない場合も考えられます。
そのため、自分で取り付けることで製品の保証やサポートを受けにくくなることも考慮しなければなりません。さらに、何か問題が発生したときや設定の変更が必要な場合、自分での対応が難しいと感じることがあるかもしれません。
このように、DIYでの取り付けには費用の面での利点や設置の自由度などのメリットがある一方で、技術的なハードルや保証の問題などのデメリットも存在します。
DIYで防犯カメラ設置の流れ
手軽に設置ができるならと無線タイプの防犯カメラを購入して、設置に挑戦したけどダメだったという人も意外と多く、共通して見落としてしまっているのが防犯カメラの電源です。
※電源を配線するなどの電気工事には「第二種電気工事士」以上の資格が必要になります。
防犯カメラの接続方法や電源に関しては、しっかり計画を立てましょう。
取り付けたい場所や、カメラの範囲、電源、ネットワークの接続方法を事前に計画します。
目的に合わせてカメラの設置位置を決定します。例えば、入口、窓、車庫などの外部へのアクセスポイントが一般的な取り付け場所です。
ドリル、ネジ、ペンチ、など必要に応じた道具を用意します。また、絶縁テープや防水テープ、配線部材など設置に合わせて用意します。
設計通りにカメラを取り付けます。屋外に設置する場合は、接続部の適切な防水処理が必要になります。
必要に応じてLANケーブルやWi-Fiを使用してネットワークに接続します。また、カメラの説明書に従い、スマートフォンやPCでカメラの設定を行います。動体検知や録画の設定などもこの段階で行います。
カメラが正しく動作するかを確認します。画質や接続の安定性もチェックします。また、角度や撮影範囲を調整します。
プロによる取付けのメリット
プロに取り付けてもらうことで、適切な位置や角度での取り付けが可能となります。
また、プロならではの視点で、家の特性や要望に基づいて最適な配置や機器の選択のアドバイスをもらえ安全性も高まります。
プロに頼むと料金が発生するため、自分で取り付ける場合と比べると初期コストは高くなりますが、自分で取り付けるよりも時間を大幅に節約できる上、取り付け時の設備の損傷や誤操作によるトラブルのリスクを減少させることができます。
さらに、取り付けに関する何らかの保証を提供することが多いため、問題が発生した場合のサポートや修理の際も安心です。
まとめ
家庭での防犯カメラの設置は、設置場所で効果が異なります。
取付け時のポイントや注意点などを参考に、自宅に最適な設置場所を探してみて下さい。
おすすめの防犯カメラは【家庭用に人気】防犯カメラおすすめ10選!カメラの種類や選び方からワイヤレスカメラの注意点を解説を参考にして下さい。
また、正確な取付けは専門的な知識や適切な施工必要になります。DIYに自信がない場合は、プロのサービスを利用することも検討しましょう。
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