エアコンが故障した経験ないですか?故障した時って、何をどうしたらいいのか分かりませんよね。
修理を頼むにしても時間もお金もかかるし…そもそも故障しているのかの判断が難しいし。
この記事では、パナソニックのエアコンで「タイマーが点滅してH50.H51.H52」の診断コードが出た時に確認するポイントを紹介します。
- エアコンのタイマーランプが点滅している
- 診断(エラー)コードのH50、H51、H52が出ている
- 自分で出来る確認方法を知りたい
- 修理した場合の費用を知りたい
困っている人は参考にしてみて下さい。
診断「H50・H51・H52」のエラーの原因はお掃除機能のトラブル
パナソニックのエアコンでタイマーランプが点滅する場合は、不具合が発生している合図です。
リモコンのお知らせや診断を押す事で、リモコンまたは本体に診断結果を表示できます。
診断コード「H50〜H52表示」はお掃除機能のトラブルを意味します。
H50表示=排気ファンモーター異常・換気ファンモーター異常
H51表示=フィルターそうじノズルロック異常
H52表示=フィルターそうじ動作異常・左右のリミットスイッチ異常
この診断コードに共通していることは、お掃除機能の動作に何かしらの不具合が発生したことを知らせています。
お掃除機能トラブルが発生した原因は?
考えられるトラブルの原因は主に3つあります。
①フィルターがうまくハマっていない
意外と多いのがこのうっかりミスです。
自分でフィルターを外して掃除した。その後にエラーが出ている場合は、高い確率でうまくハマってないことが原因かもしれません。
②ホコリが多い、詰まっている
使用環境などで正常に排出できない、または長年の蓄積などの原因でホコリが邪魔をして、うまく掃除の動作ができない。異物が邪魔をしている。などの可能性も考えられます。
実例ですが、
- 油分の多い台所やリビングに設置してあり、ホコリが油分で固まり邪魔をしていた。
- 地震後に、エアコン上部にまとめてあった電源コードが、落下し邪魔をしていた。
- 子供がいるご家庭で、飛ばして遊んでいた輪ゴム噛み込んでいた。
なんてこともありました。
③お掃除機能の部品が故障している
原因はさまざまですが、お掃除機能の故障は、比較的多いエアコン故障の1つです。
部品の交換をしない限り改善しません。
また、エアコンクリーニングを行った後、故障したなんて話もよくあります。
お掃除機能搭載のエアコンクリーニングは、適切な方法で行わなければ故障の原因になるので注意が必要です。
お掃除機能搭載のエアコンクリーニングについては【なぜ高い?】お掃除機能付きのエアコンクリーニングが高い理由!機能の見分け方から自分で行うリスクで解説しています。
自分で可能な対処法は?確認するべきポイント
基本的に「H〇〇の診断コード」は部品の交換になることが多く、自分で可能な対処法は限られています。
ですが、諦める前に「以下の2つのポイント」を確認してみましょう。
①フィルターの確認
フィルターは適切な位置にハマっているのか。浮いたりしていないかを確認する。念の為フィルタを一度取外して再度取付ける。
②ホコリや異物が邪魔をしていないか確認
お掃除機能の部品付近や可動時のレールなどに異物やホコリなどはないか。コードなどは邪魔になっていないか。ある場合は掃除機などを使用して取り除く。
以上を確認します。
改善ができたら「コンセントの抜き差し(3分~程度時間を置く)」を行って、本体のリセットをします。
リセット後は、タイマーの点滅もエラーも消えます。その後に「リモコンの手動お掃除機能」を使って動作の確認を行いましょう。
問題がなければ、掃除動作を行って自動で停止します。問題がある場合は、再度タイマーが点滅しエラーが表示されます。
再度タイマーが点滅した場合は、修理が必要になる事がほとんどです。掃除機能部品の取替えになる可能性が高いでしょう。
掃除にはこんなブラシがあると便利です▼
エアコンクリーニングしていますか?
エアコンは見た目ではわかりにくいですが、内部にカビや雑菌が繁殖してしまい「臭いや効きが悪い」原因になってしまいます。
掃除機能が付いているから大丈夫と思っている人も多いですが、高機能なエアコンも抑制はしても、完全にキレイに保つのは不可能です。
使っていて
- ニオイがする
- 効きが悪い
- フィルター奥のフィン部分に汚れがつまっている
- 吹き出し口に、カビが付いている
- 吹き出し口奥の、ファンに汚れがつまっている
- 風量が安定しない。風の音がうるさい。など
ライトを当ててのぞき込んで下さい。ヤバいことになっているかもしれません。
毎年クリーニングをする必要はありませんが、数年に一回程度はエアコンクリーニングをしてあげましょう。
エアコンクリーニングについてはエアコンクリーニング厳選7社を比較。口コミ・評判・業者の選び方まで紹介参考にして下さい。
修理はできる?お掃除機能(ロボット)部品の交換費用について
10年以内のエアコンであれば修理が可能です。10年以上になると部品がない可能性があります。
掃除機能の部品(お掃除ロボット)の交換費用は年式や機種でも異なりますが、
- 出張費3,000円~4,000円
- 部品代7,000円~28,000円
- 工賃7,000円~15,000円
合計額は「約20,000~40,000円」程度になります。機種によって部品代と工賃の金額は異なりますが「20,000円〜25,000円」程度が一般的に多い金額になります。
なかなかの金額ですね…。
実例ですが、エアコンクリーニングをした後に故障した方の部品交換の費用です。参考程度に。
CS-X256C
- 出張費 3,850円
- 部品代 7,700円
- 工賃 9,680円
合計21,230円(税込み)
CS-X408C
- 出張費 3,850円
- 部品代 30,800円
- 工賃 11,220円
合計45,870円(税込み)
まだ、新しければ修理することをおすすめしますが、ある程度年数が経過してるのであれば買い替えを検討した方が無難でしょう。
買換えを考えている人はパナソニックのエアコンおすすめ3選!シリーズ特徴と選び方を紹介を参考にして下さい。
まとめ
パナソニックのエアコンでタイマーが点滅して「H50、H51、H52」の診断コードが表示される場合は、まずフィルターを確認して、ホコリや邪魔になっているものを取り除いてみましょう。
それでも改善しない場合は「部品の交換が必要」になってくる可能性が高いです。
使用年数が8年以上が経過している場合は、修理せずに買い替えたほうが無難です。
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